疼痛歯医者の受診の多くは、疼痛によるもの

疼痛

歯医者の受診の多くは、疼痛によるもの

疼痛とは、生体組織の損傷や侵害刺激によって起こる不快な感覚をいいます。 疼痛は2つの要因があります。

  • 身体的要因(器質的疼痛)
  • 心理的要因(心因性疼痛)

2つの要因は互いに影響しあって引き起こされることが多くみられます。 器質的疼痛の原因は、炎症・外傷・腫瘍によるものが多く、 心因性疼痛は、下記の3つに分類されることもあります。

  1. 器質的疼痛が心理的に影響されたもの
  2. 心因性疼痛が筋緊張のような器質的疼痛に変化したもの
  3. 心因性だけの原因で発症するもの(狭義の心因性疼痛)

痛みは自発痛と誘発痛(刺激痛)に分けられます。 誘発痛は、接触痛、圧痛などがります。歯に関する誘発痛は、冷水痛、擦過痛、咬合痛などがあります。 自発痛は軽度なものから激痛を伴うものまであります。 激痛の部類には、拍動性疼痛、電撃様疼痛、神経痛様疼痛、がん性疼痛などと言われています。 疼痛は歯、口腔疾患では、もっとも頻度が高い症状です。 患者さんが歯医者を受診する最も多い要因といえます。